漆器
と聞いて、
どんなことを思い浮かべますか?
馴染みがない、
手入れが面倒、
高級品…
そんなイメージを持っている方が多いと思います。

と、漆器屋さんのお話を聞いて
お食い初めの時に合わせて
娘に漆器を買いました。
漆器は心を育み、五感を育て、
作法を学ぶことができる器でした。
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目次
意外と知らない、漆器ってなに?
漆器は木や紙の上から、何層にも漆を塗り重ねて作られています。
漆とはウルシの木の樹液を精製し、加工したもの。
古くは縄文時代から塗料として使われ、仏像や寺社仏閣にも使われています。
↑漆を採取する時に、専用の道具でウルシの幹に傷を入れ、樹液をとります。採取する6月〜10月の5ヶ月間で200ccの漆しか取れないとか!?漆の木の育成も現在の課題です。
漆器の優れている点は?
軽くて丈夫だから子どもにぴったり!
まず、子どもの食器は軽いものがおすすめです!
遊び食べが始まると、自分でお皿を触りたがるので倒したり、落とすこともしばしば。そのため、子ども用の食器といえばプラスチック製をよく見ると思います。
漆器も木でできているので軽くて丈夫。また落として欠けてもメンテナンスすることが可能です。


というママにはぴったりの素材なんです。
また持ち運びにも向くので、外出時に離乳食を食べる器としても最適です。
抗菌性があり、安心・安全な天然素材
漆は木の樹液でできているため天然素材です。漆を塗る土台も木製(現在はプラスチック製もあり)のため、器全てが天然素材と言えます。
さらに漆自体には天然の抗菌作用があるんです!!おせち料理は漆器のお重に入れたり、儀式には漆器が用いられるのはそのため。なんと大腸菌も6時間後にはほぼ死滅するそう!
抵抗力の弱い子どもや、赤ちゃんの食器にぴったりと言えます。
優れた断熱性と保温性で、美味しい温度で食べられる
熱〜いお味噌汁の入った汁椀、熱くて持てない!なんてこと、ありませんか?
漆器は木製のため、断熱性が高く、手に持っても熱くありません。さらに保温性も優れていて、温かい料理を温かく美味しい状態で食べれる、頑張って作ったママには嬉しい食器です。
漆器を使うとかぶれるの?
漆
と聞くと、
かぶれる!
と想像する方もいると思います。
完全に乾いた漆器でかぶれる、ということは滅多にありません。
ごくごく稀に、漆に弱い体質の人は、できたばかりの漆器に触れてかぶれること、また体調が悪いとかぶれるということはあるそうです。
漆にかぶれた場合でも次第に免疫がついていくもので、かぶれた跡が残らないのも特徴です。
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だからおすすめ!漆器が子どもを育てる理由
本物に触れ、ものの大切さを伝える
ものを使い捨てることが当たり前の時代。
だからこそ、本物を使わせたいという両親や保育園もあります。

のだとか。
(参考・うるしのいっぽ)
メンテナンスし、一生使うことができる
漆器のメリットは、何度でも漆を塗りなおすことで、長く使えるということ。漆器屋さんには購入時に「修理を承ります」と記載があるか確認しましょう。
漆がハゲたり、ツヤが無くなった場合は、再度塗り直してくれます。落として欠けてしまっても、漆や樹脂を詰めることで、元どおりに!
陶器のように割れることもなく、デザインも大人が使える落ち着いたものが多いので、一生使える器と言えます。さらに、毎日使うことで風合いがまし、愛着がわいてくるのも漆ならでは!
子どもの成長とともに、器の成長を見るのも楽しみの1つです。
日本の作法を学ぶ
器を手に持ち、口をつけて頂く作法は、実は日本独自の文化。
断熱性が高く、丸みを帯びた漆器は子どもでも持ちやすく出来ています。そして口あたりの優しさも漆器ならではのもの。漆器を使うことで、美しい所作が身につくとも言われています。
五感を育てる
漆の滑らかな肌触りは、他の素材にはない魅力の一つ。「人肌のような感触」と例えられるほど。触り心地の良さは、お椀を手に持って食べる喜びを与えてくれます。
お手入れは簡単

と、思ってしまいますが、そんなことはないんです!
使ったら、さっと洗って、拭くだけでおしまい。
普通の食器と同じで、
中性洗剤とスポンジを使い、洗い流したら、
なるべくすぐに拭きましょう。
何より毎日使うことが長持ちの秘訣です。
漆は急な温度変化と乾燥が大嫌い!
ということを覚えておきましょう。
そして、以下のことに気をつけてください。
- ご飯粒がこびりついていたら10分ほど水につけて、洗いましょう(長時間は厳禁!)
- 陶器やカトラリーと一緒に洗うと傷つくので、別にしましょう
- 電子レンジ、オーブン、冷蔵庫、食器乾燥機、直射日光は苦手です
- 水につけたままや水分のあるものを入れたまま長時間置かないでください
- 沸騰したてのものは変色の原因になるので入れないようにしましょう
我が家で大活躍の漆器はこれ!
aeru 山中漆器のこぼしにくい器&津軽塗のこぼしにくいコップ
伝統工芸の技術を生かしながら、0歳〜6歳に贈る日本の本物をテーマに様々な商品を生み出しているaeru(和える)。
こぼしにくい器の大サイズを購入。生後7ヶ月の離乳食にぴったりです。この頃になると遊び食べが激しい!!ワンプレートに収まる方が、動き回る赤ちゃんに食べさせやすいので毎日使っています!
漆器の内側には「返し」がついているから、スプーンですくった時に、食べ物が上手にすくえるようになっています。いずれ一人で食べられるようになった時には、食べやすくて喜んでくれることでしょう^^これから使うのが楽しみで仕方ない漆器です。
こぼしにくいコップは、出産祝いに頂きました。青森県津軽塗の独特な模様が特徴。
大人の手にすっぽり収まる小ぶりなサイズ。子どもにはちょうどいい大きさです。あえて取っ手をつけず、両手で持って飲みやすく設計されています。
URUSHI KAZOKU 子ども汁椀(名入れ可)
もう一つ、愛用しているのが、「URUSHI KAZOKU」の子ども用汁椀。
aeruの商品は名入れが出来ないので、汁椀は名入れができるものを探しました。名入れができるのも、漆器の良さの一つです。
サイズも使いやすく、生後5ヶ月の最初の離乳食から使用中!ぽってりとした形と、刷毛ムラがあるのも気に入っています。
どちらの漆器もお食い初めの時に使いはじめ、離乳食、幼児食、そして大人になってからもずーっと一緒に成長していってくれるといいな、と思っています。
赤ちゃんに本物を与えよう
現在、モモは生後7ヶ月。
まだ本人には漆の良さも、本当に効果があるのかもわかりませんが、これから楽しみの一つでもあります。赤ちゃんの出産祝いに漆器を贈る…ママからのプレゼントにもぴったりではないでしょうか?
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